POCT(ポイント・オブ・ケア・テスト)


    
POCT (Point Of Care Testing)

POCT (Point of Care Testing / ポイント・オブ・ケア・テスティング) への提言
ーAccuracy-OneのOn-SiteTest製品に関連してー
ーFor the Japanese Distributors -

ポイントオブケア (POCT)検査は、「患者の身辺での検査」、病院での「ベッドサイド検査」、「中検以外での検査」というような定義がなされています。 一般的に、開業医、専門医の診察室、病棟および外来患者向け診療所などの「患者の近いところ」で行われる検査の総称です。 他方、病院での通常の検査は、中央検査室で集中且つ大量に検体を測定することで処理されています。 いずれにせよPOCTは患者が検査を受けに行く、あるいは検体を検査に送出するのではなく、患者の近くで検査が行われますので、検査結果を即座に医師が判断し、迅速な処置を施し、治療の過程や予後のモニタリングまで行うという診療の質の向上に大きく役立つとして注目されている方法です。

具体的にPOCTは、病院のICU.CCUや緊急処理室などでの緊急検査、病院の外来や病棟で行れている検査、分娩室での検査、救急車内での検査、開業医や診療施設で行われている検査や患者自身が自宅などでおこなう自己検査(例:血糖モニタリング等)など様々な現場で行われている検査を意味します。 POCTは、中央検査室で検査を行うことに比べて、検体の運搬や設備にかかるコストや、不要な検査にかかる費用を抑えることができ、総体的に検査費用の削減が可能になるといわれています。 そのためPOCT検査市場は、病院経営合理化の進むアメリカでは急速に拡大してきており、日本はじめ世界的にみても成長市場となっていくことが予測されます。 また、検体量が少なくてすむことなどにより、患者負担の軽減も魅力の一つです。

POCT検査に求められることは、(1)検体サンプルの前処理 (遠心分離や分注)が不要であること、検体は、全血あるいは尿など披検者から簡単に採取できそのまま検体として使用できるものが望ましい、 (2)簡単な処理・検査手法であること、 (3)検査に熟練しない者が簡単に測定でき、常に安定した品質であること、(4)少量の検体で検査ができて患者に負担をかけないこと、(5)機器を使用する場合は事実上メンテナンスフリーであること、(6)データ管理ができること等です。  

Accuracy−One社のOn-Site Test製品は、上記POCTの考え方を更に深化、On-Site Testとして
いち早くHIV,結核菌自己検査の実現を世界に先駆けて発売するなど、@疾病に対する速やかなる診断指針の提供を誰にでも扱えるようにすること、Aこれを通じて個々人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を計ること、 Bますます混迷する医療経済の効率化と経費削減に貢献することを目指しております。 なを、下表で表しましたように、現在日本で行われているPOCT検査領域にもそれぞれ対応しております。

Accuracy-One社のPOCT系検査製品リスト

POCT検査領域
Accuracy-One社の対応POCT検査薬
血糖値のモニタリング Accuracy−One’s Blood Monitoring System 2004年新発売
血液ガス電解質
簡易凝集検査
薬物濫用簡易検査 Drug Testing Panels (Card & Cup)
簡易心臓マーカー
尿検査 Ovulation Predictor (Card)
尿妊娠検査 Pregnancy Test (Strip, Card & Pen)
便潜血検査 Fecal Occult Blood (Card)
ヘモグロビン検査
その他簡易検査 Mono Test, Strep A, Strep B Test (Card), 
Alcohol Test (by Saliva & by Breath), Nicotine Test (by urine)
HIV HIV 1/2 Test (Card by Blood), HIV 1/2 Test by Saliva
コレストロール
感染症 Tuberculosis, Hepatitis Test, Swab Test (Card)
幼児検査
ピロリ菌呼気検査 H. Pylori Test (Card)
新生児乳酸判定   


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